酵素ダイエットでは痩せない！効果なし？の口コミ
私は、2014年の1月から9月にかけて毎月1kg前後ずつの酵素ダイエットで8kgのダイエットに成功し結局13kgほど痩せました。その経験を元に、酵素ダイエットの私なりの考えを書いてみたいと思います。
酵素は触媒として働くタンパク質の総称
酵素ダイエットというのは、酵素ドリンクとか酵素サプリを飲むダイエット方法です。
もともとは置き換えダイエットとして、始まっているダイエット方法ですが酵素ダイエットがブームになると酵素の効果で痩せるような文言が目立つようになりました。
酵素ダイエットでは痩せない！とか、効果なし！という話になるのは、この酵素の効果で痩せるのか？というところなのです。はっきり言って怪しいです。
酵素はタンパク質ですから、酵素ドリンクや酵素サプリで酵素を飲むというのは単にタンパク質を食べるだけです。タンパク質を食べることで痩せるのかというと甚だ疑問ですから、酵素ダイエットは痩せないとか効果なしというのは十分にありえる話です。
余談ですが、似たような名称の”酵母”というのは真菌類の総称で簡単にいえばカビやキノコの仲間です。いわゆる菌で微生物ですから物質である酵素とは全く異なります。
酵素は触媒として働くタンパク質の総称で酵素自体は何も行いません。あくまでも触媒として化学反応を体内での物質合成や分解を行うものなのです。
ですから化学反応を起こさないと酵素の効果はありません。
しかも、タンパク質である酵素は胃で分解されてしまう筈です。
となると、酵素ダイエットって怪しいよねぇ・・・と言うことになりますが、実際に痩せている人がいるのも不思議です。
私も酵素ダイエットで痩せた一人ではあるのですが、以下で酵素ダイエットを紹介していきたいと思います。
酵素ダイエットでは痩せない！は嘘でもない
酵素ダイエットは痩せないとか、効果なし！という口コミがあります。これに関しては一概に嘘とは言えない部分があります。いや、どちらかというと、痩せると言う方が嘘ｗｗ
これは、酵素ダイエットを勘違いしている、若しくは、市販のメーカーの文言に勘違いさせられていることに起因しているのだと思います。
酵素ダイエットというと、酵素ドリンクを飲むだけで痩せるとか、痩せやすい身体になると思っている人も少なくないでしょう。残念ながら、そんなに簡単には痩せません。
市販の酵素ドリンクや酵素サプリの宣伝文句にあるような酵素の力で痩せるという考え方自体が無理があると思った方がいいでしょう。
酵素ダイエットの効果／酵素ドリンクは高カロリー！だから飲むだけじゃ痩せない
そもそも酵素ドリンクはとても高カロリーな飲み物です。
酵素ドリンクをご自身で作ったことのある方なら分かるかと思いますが、酵素ドリンクは材料1に対して砂糖を1.1入れることが一般的なのです。
例えば梅の酵素ドリンクを作ろうとする場合なら、梅10kgに対して砂糖は11kg入れるのです。
余談ですが、最近ブームが再燃しているコンブチャダイエットがありますがコンブチャも砂糖を入れることで発酵を促すのでこれもカロリーは高いです。
砂糖は体内で分解されにくいために敬遠されがちですが、発酵する時に酵素によってブドウ糖などに分解されるので身体への心配はありません。
それでもカロリーが高いのは間違いありません。まさに酵素ジュースと言っていいくらいの糖分が含まれているのです。（市販の酵素ドリンクの中にはダイエット用にカロリーを抑えている商品も多いですが・・・）
ですから、酵素ドリンクを飲みながら今まで通りの食事をするとダイエットどころか太ってしまう可能性さえあります。
酵素ダイエットというと酵素の力で代謝が上がって飲むだけで痩せていくような印象をもってる人も少なくないかもしれませんが、さすがにそんなうまい話はありません。だって所詮酵素はタンパク質に過ぎません。
酵素ドリンクは酵素の力云々よりは置き換えダイエットの一環として飲むから痩せるのです。
もちろん、食前に酵素ドリンクを飲むことで満腹感を得て食事量を減らすことは可能です。
酵素ドリンクのポイント
食欲を促すホルモンを抑制してくれるのは糖質とタンパク質(酵素)が含まれた酵素ドリンクは満腹感が得られやすい！
食欲を促すのはグレリンというホルモンですが、これを抑制してくれるのは糖質とタンパク質です。すなわち、野菜をいくら食べても満腹感は得られません。
一方で酵素ドリンクは、酵素はタンパク質ですし、糖質もたっぷり含まれていますので、満腹感が得られやすいのです。
また、食前食後に少量の酵素を摂取することで消化を促進させる事前消化という効果がありますが、それで痩せるわけはありませんよね。身体への負担が多少減る程度の話でしょう。
酵素ダイエットの効果／酵素ドリンクと断食は相性抜群！
ん？？？となると「だったら酵素ドリンクである必要があるの？？？」という疑問が沸きますねぇ。
加えて「酵素サプリはダイエットサプリとして人気だけど効果あるの？？？」という疑問も当然出てきますよね。
どちらかというと、断食する際に、酵素ドリンクや酵素サプリで足りない栄養分を補充しましょうという位置づけだと考えておいた方がいいでしょう。これさえ少々疑問が残りますが・・・
酵素の力だけで痩せるなんて甘い考えはとりあえず忘れてしまいましょう。でも、食べないということは、腸に余裕ができるので腸内環境が整っていくというメリットがあるのです。
それに、酵素ドリンクは沢山の野菜や果物を使っていますし、その製造過程で微生物がそれらの原料から栄養素を作り出しているのでとても栄養価が高いと考えられています。しかも、成分が低分子化されているので消化の負担がとても少ないのです。
ですから酵素ドリンクと断食との相性は抜群なのです。
だからなのか別の理由があるのか分かりませんが、最近ブームが再燃しているコンブチャダイエットのコンブチャクレンズなどの商品には酵素ドリンクと同じように植物・果物発酵エキスが含まれているんです。
酵素ドリンクは栄養たっぷりだから断食との相性がいいというのはちょっと大袈裟でしょうか。
本当に相性がいい理由は、このあと読んでいただければと思います。
ところで、置き換えダイエットとか断食ですが、この方法では大きく痩せることはなかなか難しいのが現実です。
通常、水だけの本断食をすると毎日1kg前後は体重が減っていきますが、私の経験では5～6kgあたりで一旦ペースが落ちてきます。元の体重にもよりますが、頑張っても10kgがせいぜいではないかと思います。体重の10％くらい減れば上出来と言うこと濾過と思います。
例えば4日間断食するとだいたい7,200キロカロリーが消費されます。これは体脂肪換算で1kgほどになります。しかし体重は4kgほどしか減りません。
この差は何かと考えると、それは水分です。水分なので断食を止めるとその分はいずれ戻りますので、3kgは戻る計算になります。それでも1kgくらいの体脂肪は減っている計算にはなりますが・・・
また、断食中はエネルギーが枯渇しますから、生きていくためのエネルギーをどこかから持ってこなくてはなりません。
脳は脂質をエネルギーとして利用できませんので糖質が必要です。その糖質は通常は食事で補うのですが断食中はそれがありませんので、糖新生といって筋肉を分解していきます。理論的には毎日100gの筋肉を分解すれば生きていける計算になるのです。
すなわち、断食すると毎日100gほどの筋肉が減っていく可能性があるのです。
ということは、先ほど4日で1kgの体脂肪が減った計算でしたが、実際には筋肉も含まれていますので体脂肪はさほど減っていないことがわかります。
このように現実的には短期的に痩せるのはなかなか難しいのです。
すなわち酵素ダイエットも「数kg痩せたい！」くらいなら問題ないのですが、10kg以上痩せたいということになりますと、置き換えダイエットだけではなく、もっと長期的に生活習慣を変えていく必要が出てくるのです。
そもそもダイエットでは、摂取カロリーを減らせば当面痩せるのですが、そのうち身体がそのカロリーに合わせた代謝に変わってきます。
すなわち、カロリー摂取が少ないのであれば基礎代謝が減ってしまうので、収支バランスが取れるようになって痩せなくなるのです。
もちろん、消費カロリーを増やす努力をすればまた別です。例えば、運動をするとか筋肉量を増やすなどをすれば自ずと消費カロリーが上がってきますから、摂取カロリーさえ増えなければ痩せる筈なのです。
ちなみに糖質制限のダイエットも基本的には同じで、効果は限定的です。ダイエットに糖質だけ制限しても大して意味が無いので、できれば、炭水化物、タンパク質、脂質のバランスを崩さないで、全体的に量を控えることをオススメします。
制限すべきは、糖質と脂質だけの食事を控えることです。例えば、コロッケ、ドーナツなどは、糖質を脂でコーティングした食べ物ですから、太りやすい食べ物です。
糖質も脂質も身体には必要な成分ですから、それだけを悪者にしても痩せるわけではありません。過剰摂取に気をつけることが最重要課題です。
先ほど、断食をして糖質を制限すると毎日100gの筋肉がなくなると書きましたが、それは脳に必要なエネルギーを確保するためにはどうしても糖質が必要なのです。
すなわち、糖質制限ダイエットで完全に糖質を制限してしまうと、脳のエネルギーのために筋肉を分解せざるを得ない状況になります。
酵素ダイエットが人気になった歴史
酵素ダイエットは某テレビ番組で紹介されてから人気となりました。
そのテレビ番組でも酵素ドリンクで痩せるというよりは、ファスティング(プチ断食)で痩せるという位置づけでした。
酵素ドリンクはあくまでも脇役だったのです。
このテレビ番組で紹介された方法はファスティングですから痩せるに決まっているのです。やれば痩せるのですから口コミが口コミを呼んで酵素ドリンクを使った酵素ダイエットは爆発的に人気となりました。
当時の酵素ドリンクは健康志向ではっきり言ってしまえばマズイものでした。
ところが爆発的な人気となりましたからダイエット向けの酵素ドリンクを販売する会社が多数登場してきました。ダイエット向けに酵素ドリンクを開発してきますから、味は添加物などを含めることでビックリするくらいおいしくなりました。酵素ジュースと言われたほどです。しかも、低カロリーだったり、美容成分が含まれたりと、売れるような酵素ドリンクで溢れかえっていました。
しかし、その一方で広告も加熱していき、飲めば痩せるような法律的にはやや問題のある表現も増えていきました。
味はおいしいし、飲めば痩せるような気になる酵素ドリンクはますます人気となっていったのです。
しかし、忘れないで欲しいのは、もともとはファスティングでのダイエットであり酵素ドリンクは脇役だということです。
ここを勘違いしてしまうと酵素ダイエットは痩せない！と言うことになってしまいます。
酵素ダイエットの効果／酵素サプリなら痩せる？
最近は、酵素ドリンクよりは酵素サプリの方が人気です。なにより手軽ですし、生酵素サプリにある「生」という言葉に惹かれているのもあるのでしょう。
市販の酵素ドリンクは、法律によって加熱処理しており、そのため肝心の酵素が失活状態だと考えられています。
加熱処理の義務がない酵素サプリが人気となっているのです。といってもサプリメントは一般的な製造過程では酵素が失活するに十分な発熱がありますから、サプリメントだからという理由では酵素ドリンクとさほど代わりはありません。
ただし、人気の酵素サプリは、加熱しないように加工されているものがほとんどで、生酵素サプリとわざわざ「生」を強調しているものが多いのです。
ところで、酵素ドリンクは栄養価の高いものほどマズイのですが、サプリですと少々不味くても噛まずに飲み込んでしまえば問題ありません。
このように酵素サプリは、サプリメントだからこそ実現できる失活していない酵素が含まれていて、尚且つ、味を気にせず栄養価を高めやすいメリットがあります。加えて、美容成分が含まれている商品も多いですね。
だから、人気なのかというと、恐らくはそうではなくて、飲むだけで痩せるということで人気となっているようです。
では、本当に酵素サプリを飲むだけで痩せるのでしょうか？
結論としては、酵素ドリンクで痩せるのか？と同じ答えとなりそうです。
飲むだけで痩せるというのは少々無理があります。
沢山の酵素が含まれているから痩せるという謳い文句の酵素サプリも多いですが、そもそも酵素一つ一つの役割がダイエットに役立つのか否かは一切不明です。
恐らく沢山入れていた方が良さそうだから・・・という理由で沢山の野菜や果物から酵素を抽出していれているだけだろうと想像できます。もちろん栄養素という意味では沢山入っている方がいいのでしょう。
いずれにしても、酵素サプリだけの力で痩せると考えるのはやめておいた方が無難です。
酵素サプリも酵素ドリンク同様に、ダイエットの時の栄養補助食品的な意味合いで摂取することをおすすめします。もし、本当に酵素サプリに痩せる効果があるのなら、こういう位置づけで飲んでいれば、さらにダイエットが加速することは間違いないのですから・・・
酵素ダイエットの効果／酵素ドリンクの選び方
一般的においしい酵素ドリンクの多くは、味を調えるために様々な調整をしていますから、どうしても添加物など余分なものが入りがちです。
酵素ダイエットをしようと考えている人は、添加物云々よりは実際に痩せるのか？おいしいのか？という点を重視するようですから、人気上位もおいしくて美容にもよくてカロリー控目という酵素ドリンクが多くなっています。
ただし、健康のために飲むと言う点で考えると添加物入りの酵素ドリンクでもいいのか？と思われるのも無理はないところですね。どうせなら無添加の方がいいですね。
私も無添加の方がいいようには思っていますが、身体が健康になって正常に機能しているとある程度の添加物は身体に吸収されずに排出されるようですし、このくらいの添加物を気にするよりは、日々の食事の添加物を気にした方が遙かに効果的なようにも思います。
そもそも酵素ドリンクは1日に大量に飲むわけではありませんし、ましてや水で薄めて飲みますから、少々の添加物が入ることによって、おいしく継続できるのであれば、その方がいいと考えるのは悪くはなさそうです。
どんなに身体にいい酵素ドリンクでも、不味いと感じるものは継続できないですから、それよりは、多少添加物が入っていても継続することの方が大事ではないかと思うのです。
私自身、最初の頃は、お嬢様酵素ばかりを飲んでいました（とってもおいしいのです）が、十分効果を実感できましたし不具合も感じませんでした。
美容成分の含んだ酵素ドリンクなどは、どうしてもサプリメントのような成分構成になってしまいます。
そのため成分表を見ると化学物質が並んでしまうので、抵抗のある人は、あまり美容成分とか、おいしさを求め過ぎない方がいいでしょう。このあたりは、やはり、好き好きがありますので、自分で試してみるしかない部分でもあります。
酵素ダイエットの為の人気の酵素ドリンクはおいしさ？
酵素ドリンクはその製造方法から、とてもカロリーが高いのです。しかし、酵素ドリンクが人気となっているのは、酵素ダイエットとして利用する人が多いからでもあります。
酵素ダイエットは、あくまでも置き換えダイエットが原則ですからカロリーが少々高くてもあまり問題はないのですが、それでもカロリー控目の方が効率よくダイエットできるでしょう。
置き換えダイエットとしてではなく、食前に飲むことで満腹感を得て食事量を減らしていくダイエット方法なら、カロリーはできる限り低い方がいいでしょう。
また、ダイエットの期間も、完全なファスティングダイエットを行うのであれば短期間で終わりますが、長期的な計画でダイエットをする（もちろん、この方がオススメです）場合は、継続するためにも、味も重要なポイントでしょう。
健康目的の人は、多少不味くても我慢して飲む人も少なくありませんが、ダイエット目的の人は不味いと、それを言い訳にしがちです(^_^;
そこで、味も、おすすめ酵素ドリンクを選ぶ上で十分検討したいところです。
ただし、味を優先すると、甘味料などを加えて味を調えた酵素ドリンクが主となります。
実際、無添加ではない酵素ドリンクの方が美味しいのは間違いないところでもあります。
無添加の方が身体には良さそうですが、酵素ドリンクはそんなに大量に飲むものでもありませんから酵素ドリンクの添加物を気にするよりは、日々の食事の添加物を気にした方が遙かに効果的なようにも思います。
身体が健康になって、正常に機能していると、添加物は身体に吸収されずに排出されるようですから、そういう点からも日頃の食事をないがしろにしない方がいいでしょう。
ダイエットで食事制限していれば、普段食べている食品の添加物が減っていますから、酵素ドリンクに多少含まれていても問題ないと考えることもできるでしょう。
どんなに身体にいい酵素ドリンクでも、マズイと感じるものは継続できないですから、それよりは、多少添加物が入っていても継続できる方がいいでしょう。
私自身、最初の頃はお嬢様酵素ばかりを飲んでいました（とってもおいしいのです）が、十分効果を実感できましたし、不具合も感じませんでした。
酵素ダイエットの評判／産後ダイエットや健康のために飲む酵素ドリンクは無添加が人気
酵素ドリンクは酵素ダイエット用に人気となりましたが、本来は健康の為に飲むものです。産後ダイエットに利用される方も多く、産後ダイエットとなると赤ちゃんに母乳を与えるわけですからできる限り添加物は避けたいところです。
健康志向であれば、多少不味くても身体に優しいもの、安心・安全が選ぶ際の基準です。
そんなこともあり完全無添加の酵素ドリンクが人気となってきています。
ダイエット用なら多少添加物が含まれていても、おいしくてカロリーが控目な酵素ドリンクがいいでしょう。実際、人気の酵素ドリンクはとてもおいしいのですが、多くはかなりの量の甘味料が含まれています。
しかし、健康志向なら、完全無添加でおいしさよりは原材料が判断基準です。
酵素は、原材料毎に異なる酵素があると言われていますので、酵素ドリンクの原材料の種類が多い方が、多種多様な酵素を摂取できることとなります。
フルーツをベースに作ると、添加物を入れなくても甘くておいしい酵素ドリンク、というよりは酵素ジュースに仕上がります。
逆に、野草を入れると身体にはとてもいい酵素ドリンクができるのですが、やはり草がベースですので、とても飲みにくくなってしまいます。
そこで、他の野菜や果物を混ぜることとで、味をある程度は調えてくれています。それでも、飲みにくいと感じる人は多いのですが・・・私も苦手です。
しかし、健康志向であれば、そのあたりは多少我慢していただくとして、また、不味いと感じない人も少なくないので、そのような商品を中心におすすめを選んでいます。
原料や熟成法などこだわりをもって作られている酵素ドリンクが中心ですから、価格はダイエット向け酵素ドリンクよりは若干高めになっています。
一度、購入していただき、味を確認した上で、継続するかどうか決めるのがオススメです。本当にえげつない味だと感じる人も少なくないはずです。
といっても、酵素ドリンクはダイエット志向の商品の方がよく売れている現実があります。やはり味の影響が大きいのではないかと思います。
